false positive と false negative
反トラスト法の英語の文献(特に、decision theoryの観点から書かれているもの)を読むと、よく、false negative とfalse positiveという用語が出てきます。
これを、偽陰性、偽陽性と頭の中で翻訳してもいまひとつピンときませんし、false negativeを「本当はpositive」と脳内意味変換しても、もともとが病気の検査がnegative(←病気が否定されたので、よい)とかpositive(←検査にひっかかったので、悪い)とかいう文脈で使われていた言葉なので、反トラスト法の文脈ではどうもしっくりしません。
しかも、論文とか書いたものならゆっくり読めばいいのでなんとかなりますが、講演を聞いたり、自分で話したりするときには、いちいち脳内変換していたのではお手上げです。
そこで、私は以下のような絵を頭に浮かべながら読んだり聞いたりしています。
上のfalse positiveは、ほんらい問題のない行為が、間違ったでっぱり(positive)により審査ではじかれるイメージです。
下のfalse negativeは、ほんらいブロックしないといけない悪い行為が、間違ったくぼみ(negative)のために審査を素通りするイメージです。
これを思いついてからは、わりと論文をすいすい読めるようになりました。
ご参考になれば幸いです。
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