コンビニ24時間営業についての公取委への報告について
とあるメディアの記者さんから聞いたのですが、取材で元公取委の弁護士さんから話を聞いたときに、
「あのコンビニ24時間営業の報告は、自主点検して、問題がなければ問題がないって報告すればいいんであって、なにも24時間営業をやめろとか、そんなおおげさなものではないんですよ。」
といわれたそうです。
へ~、と思いましたね。
ふつうの実務家の感覚からすると、あそこまで公衆の面前で24時間営業の強制は問題だといって、改善して報告せよと言われたら、24時間営業の強制はやめないといけない(ひょっとしたら排除措置命令を受けるかも?)ととらえるんじゃないかと思うのですが、公取委出身の人の感覚はそうじゃないんですね。
お役所というのはこういうふうに、「おれはやれとはいってないよ。あんたが自主的にやったんでしょ。」というんですかね。
お役所(の出身者)の発想をうかがう興味深いエピソードでしたので、共有させていただきました。
« 優越的地位濫用ガイドラインの優越的地位に関する記述と英訳について | トップページ | 景表法の講演の反省点 »
コメント