企業結合届出書はどの程度詳細に書くべきか?
企業結合の届出書の記載事項は、当事者の名称であったり、所在地であったり、形式的に簡単に埋めていけるものが多いのですが、企業結合の目的、方法とか、どのように書くのか、あるいはどの程度詳細に書くべきか、迷うような記載事項もあります。
ほかに、市場画定の仕方やマーケットシェアの算定根拠なども、数字だけ書いたのでは意味がよく分からない(なぜそのように市場画定したのか、など)、という場合に、どれくらい説明をしたらいいのか、という問題もあります。
しかし、結論からいうと、一般的にいって、届出書には最低限の説明に留めるので充分であり、あまり詳しく書く必要はありません。
というのは、親切のつもりでいろいろ説明を書いても、公取委の窓口でばっさりと削除を求められることが多いからです。
私が過去手掛けた大型案件でも、届出書についてはもっと詳しく書くようにとかは言われませんでした。一般的な案件では、さらにそっけない印象です。
ちなみに、なぜ詳細な説明の削除を求められるのかは、よく分かりません(追加で情報を出すように言われたときにその理由が疑問な場合には率直に尋ねますが、消す分には手間もかからないので、理由を聞くこともありません)。
勝手な推測ですが、あまりくどくどと届出書に書くと、窓口の担当者の方があとで上司の決裁を取るときに根掘り葉掘り聞かれて面倒だからではないでしょうか(くどいですが、あくまで推測です)。
« 改正企業結合ガイドライン英訳(ちょっと誤訳) | トップページ | 平成22年度相談事例集 »

コメント