« 下請法の役務提供委託について | トップページ | 下請法の「情報成果物作成委託」について »

2011年7月 9日 (土)

【東日本大震災:お墓にひなんします 南相馬の93歳自殺】(毎日jp)

このブログでも時々は独禁法と関係のない話題を書いていますが、いま、ヤフーニュースをみていたら、標題の記事がありました。

もう一度読もうと思ったら見つからなかったので、配信元の毎日jpのリンクを貼っておきます。

とてもショックな内容です。

記事には、

「遺書には『老人は(避難の)あしでまといになる』ともあった。」

とあります。

この部分は、涙が出てきました。

ニュース見て泣けてきたなんて、記憶にありません。

人は、人のためになっていると思えるから、生きられるのであって(自分の欲のためだけに生きられると思っている人は、目を覚まして欲しいです)、足手まといになると思わざるを得ない状況というのは(本当は、そんなことはないはずで、ご家族にしてみたら、おばあちゃんに元気でいてくれるのが一番なのですが、そう思えない状況というのは)、本当につらいと思います。

今も、同じような避難生活をしているお年寄りはたくさんいるのだと思うと、とてもつらい気持ちになります。

私も地震直後の輪番停電があったときは、家では暖房を消して、靴下三重重ねにして毛布にくるまっていましたが、それでも寒くてつらかったですが、お年寄りは肉体的にも精神的にも、はるかにつらいのだろうと思います。

原発の事故と、その後の対応に責任のある方々は、運が悪かったなどと及び腰にならずに、これが自分の使命だと腰を据えて、対応にあたっていただきたいと思います。

また、世の中はみな繋がっているのですし、私も東京電力から電気を送って頂いて生活していますので、まったく無関係ではないわけですから、よく考えたいと思います。

亡くなられた方のご長男夫婦が、記者さんに、

「おばあちゃんが自ら命を絶った意味を、しっかりと伝えてください」

とおっしゃったそうなので、リンクはそのうち切れるでしょうから(記事全文は著作権の問題もありますので)記事に引用されていた遺書のみを転載して、記憶に留めたいと思います。

(以下、転載)

◇女性が家族に宛てた遺書の全文

(原文のまま。人名は伏せています)

 このたび3月11日のじしんとつなみでたいへんなのに 原発事故でちかくの人達がひなんめいれいで 3月18日家のかぞくも群馬の方につれてゆかれました 私は相馬市の娘○○(名前)いるので3月17日にひなんさせられました たいちょうくずし入院させられてけんこうになり2ケ月位せわになり 5月3日家に帰った ひとりで一ケ月位いた 毎日テレビで原発のニュースみてるといつよくなるかわからないやうだ またひなんするやうになったら老人はあしでまといになるから 家の家ぞくは6月6日に帰ってきましたので私も安心しました 毎日原発のことばかりでいきたここちしません こうするよりしかたありません さようなら 私はお墓にひなんします ごめんなさい

(転載終わり)

« 下請法の役務提供委託について | トップページ | 下請法の「情報成果物作成委託」について »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« 下請法の役務提供委託について | トップページ | 下請法の「情報成果物作成委託」について »

フォト
無料ブログはココログ