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2010年10月18日 (月)

経団連「独占禁止法の国際的な動向に関するセミナー」

今日、大手町の経団連会館で行われた、標記の経団連主催セミナーで、日本の企業結合規制の最近の動向について話してきました。

お忙しい中、大変たくさんの皆様に参加いただき、ありがとうございました。

また今日の準備のために尽力された皆様にも感謝申し上げたいと思います。

このセミナーは、外国から独禁法で著名なGibson, Dunn & Crutcher法律事務所をお招きし、日本からは矢吹法律事務所、長島・大野・常松法律事務所、森・濱田松本法律事務所、西村あさひ法律事務所、日比谷総合法律事務所、フレッシュフィールズブルックハウスデリンガー法律事務所と当事務所の独禁法専門の弁護士が最近の独禁法の国際的な動向(単独行為、企業結合、カルテル)について話すというものでした。

私は今回が初めてでしたが、2008年に第1回が行われたものの2回目ということでした。

スピーカーの一人である私が言うのも何ですが、ものすごく内容の濃いセミナーで、今日の話を聞けば世界の独禁法の流れがおおよそ分かる、という意味で、独禁法に関心のある企業の方にはとても有益だったのではないかと思います。

とくに外国の独禁法のところについての資料などは、とても情報量が多くて、私も後でじっくり読み返してみたいと思っています。

こういうセミナーには、スピーカーとしても観客としても時々参加しますが、やはり多くの専門家の生の声と言いますか、理屈にならない実務感覚的なところに触れるのは意義があると思います。

また、論文には書きにくいけれど話すだけなら・・・ということで、けっこう突っ込んだ話も聞けたりします。

こうやって、独禁法実務の実態を少しでも多くの人に知ってもらうのも実務家の役割かなと考えておりますので(このブログもそういうつもりで続けているわけですが)、私にとっても大変有意義な一日でした。

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